
2009.12.25
12月のビタミンタイムを担当させていただきます、光が丘デイサービスセンターの三谷です。
前回、大泉特養の栄養士としてビタミンタイムをお届けしましたが、11月に異動があり、光が丘デイサービス配属となりました。
今月に入りようやく一息つけるようになりました。しばらく異動はないと思いますので、じっくり腰を据えて、デイサービスセンターの業務に関わっていこうと思っています。宜しくお願い致します。
今回は、食の大切さについてお話したいと思います。
今、日本は飽食の時代と言われています。しかし飽食の時代にも関わらず、病気を抱えている方が多いように思います。
私は、時々「生きるのに一番大切な物ってなんだろう?」と思います。お金があれば何でも買えますが、お金があっても、食べる物が売られていなければ、買う事が出来ません。食べる物と水がなければ、山で遭難してしまったように、いずれは死を迎えてしまいます。ですので、私が生きる上で一番大切な事は、「食べる事」だと思っています。
今の日本は、摂食(食べ物を摂ること)・嚥下(飲み込みのこと)に問題のある方、病気で食べる事が出来ない方以外は、食べる事自体は問題なく出来ていると思います。しかし、その次に大切な、"何を食べるか"ということについてはどうでしょうか。
ここで"何を食べるか"とは、栄養バランスのとれた食事の事です。栄養バランスの良いお食事を食べている方と、毎食食べていても、バランスの良くないお食事を食べている方では、病気になった時の回復力が違ってくる事があります。
高齢者の方に、お家でお食事を食べていますか?とお伺いすると、皆さん、「ちゃんと食べている」とお答えが帰ってきます。でも食べている内容をお伺いすると、「ご飯と漬物だけ」とか、「ご飯と味噌汁だけ」と言うお答えが帰ってくる事があります。この方々は食べる事は出来ていても、たんぱく質の多いおかずは食べていないと言う事です。食べすぎも良くありませんが、食べる量が少ないのも良くありません。
ご自宅で今の生活を続けていく為には、栄養バランスを考えたお食事をとる事が大切です。そのために、私は次の4つのことをおすすめします。
1. メイン料理(主菜)には、必ず魚、肉、卵、大豆製品(豆腐、納豆、生揚げ等)の様なたんぱく質を使用したおかずを用意し、残さず食べましょう。(ただし、たんぱく質の制限のある方は医師に指示に従ってください。)一回の目安として、魚なら1切れ、肉なら60g、卵なら1個食べる努力をしましょう。
2. 野菜(きのこ、いも類、海藻を含む)をしっかり食べましょう。野菜には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれています。一日の目標として350g以上食べましょう。
3. 食事中に汁物やお茶を飲み、しっかり水分を取りましょう。(水分制限のある方は、医師の指示に従ってください。)
4. エネルギー源となるご飯、パン、麺類のうちどれかを必ず食べましょう。
以上の事を守って、1人でも多くの方に、栄養バランスを考えたお食事を継続してとっていただき、少しでも長く健康で、楽しい毎日を送っていただきたいと願っています。