ブログ栄養士のお仕事

「ビタミンタイム」第2回

2009.06.29

こんにちは、第2回目を担当させていただきます、大泉特別養護老人ホームの三谷です。この季節は、いつ雨が降って来るのかわからないので、傘が手放せませんね。梅雨が明けるのが待ち遠しい今日この頃です。

これから、梅雨が明け、初夏になり暑い日がやってきます。夏を元気に乗り切るために、今回は水分補給の大切さについてお伝えしたいと思います。


◎こまめな水分補給

私たちの体は、体重の60%が水分で出来ています。この割合が55%でも65%でも生きていけないそうです。

体内で予備の水分を蓄えている場所は筋肉ですが、年齢を重ねるにしたがって、筋肉の量が減少してくる為、体に蓄えられる水分が減り、ご高齢の方は、若い頃に比べ脱水を起こしやすくなっています。脱水にならない為には、一度にたくさん飲むよりも、こまめに水分補給をすることが大切です。


◎水分と食事のバランス

一日に必要な水分量は、約2000mlとされています。この内訳は、飲んで1000ml、食べて1000ml(体格により飲み物の水分量が変わります)です。

一食分(ご飯、味噌汁、主菜、福菜)には、水分が約320ml、塩分も約3g含まれ、この食事を3食きちんと食べると、合計で約1000mlの水分が摂れます。
しかし夏場は暑さで食欲が低下し、飲み物で1000mlの摂取ができていても、食事からの水分摂取が極端に減り、一日の必要な水分量が不足してしまう傾向があります。そのため、飲み物からの水分補給を多めにする事が大切です。(腎臓の病気等で、水分制限を受けている方は、医師の指示にしたがって水分補給をして下さい。)


※高齢者の脱水が気づきにくいわけ

高齢者が水分不足(脱水)になりやすいのは、高齢になると、のどの渇きを感じにくくなったり、排泄の心配から水分を控えてしまったりすることが原因です。


一口で脱水といっても、体から失われる物によって、補う成分も違います。汗などを多くかいている場合はナトリウム(塩分)、嘔吐や下痢などの場合はカリウム等の補給が必要です。

水分補給の時、お茶等でむせ込んでしまう高齢者の方には、市販のトロミ剤でトロミをつけると良いでしょう。


ここで、熱中症についてもお話したいと思います。
高齢者の場合、熱中症は、屋外や車中よりも、窓を開けている、いないに関わらず、風通しの悪い蒸し暑い室内で起こす事が多いようです。ですから夏の暑い日中、家で過ごしている時は、エアコンを使用し、水分をこまめに取っていただければと思います。エアコンを何らかの事情で使用できない場合は、汗と一緒にナトリウム(塩分)も排出されているので、水分と一緒に塩分をとり、窓を開け、風通しを良くしてください。


最後に、高齢者の水分不足(脱水)を早く見つける方法をお伝えします。

○腋(わき)の下に手を差し入れて、湿気の有無を確かめる

高齢者は皮膚が乾燥していることが多いですが、わきの下は正常であれば、湿り気があります。脱水症状の場合、わきの下が乾いてきます。


参考資料 「水の救急箱」 健康と料理社

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