ブログ栄養士のお仕事

「ビタミンタイム」第4回

2009.08.27

暑さもひと段落し、朝夕は幾分しのぎやすくなりましたが、如何お過ごしでしょうか?
今回は、関町特別養護老人ホームの西岡範子が担当します。


高齢者の施設に関わり、早いもので9年の月日が経ちました。
その間、介護保険制度導入で私たちの提供するケアは、契約関係の上に成立するサービスとなり、食事は栄養ケア・マネジメント導入で、個別の栄養ケア計画に沿ったサービスとなり、そして現在は、多職種との連携をとりながら、お客様の生活の質の向上を目指していろいろな取り組みをしています。
たとえば、栄養状態はどう? 褥瘡対策は? 排泄サポートは? 食中毒・感染対策は? 食事を楽しむ工夫は? 安全に食べる工夫は?などなど...日々テーマはつきないのです。

一人職種(施設に一名のみ配置される職種のこと)の栄養士は、食の専門職としてひたすら頑張ることになるのですが、ここで気をつけなければと感じていることがあります。

『目の前の数値にとらわれ過ぎるな、数値の改善はお客様の希望する生き方を支える一つの手段であり、ゴールではない』ということです。

栄養士は、目の前にある病気や数値の改善には慣れています。育ち盛りの子供の食育や、急性期医療の治療としての食事は、結果が出やすく目に見えた効果が期待できるのです。
ここに喜びややりがいを感じていた私にとって、高齢者施設の食事は、躊躇することが多く、焦り悩むこともしばしばありました。
しかし今、私の役割は、栄養改善のための栄養補給も勿論大切ですが、美味しく食べることを毎日継続することが、お客様本人の希望する生き方を自己実現可能にする、という視点での栄養補給を、食事を通してどう提案していくのかだと思います。

人間は、一生の間で食べられる食事の回数には限りがあり、後悔しない満足する食事を願っています。
近い将来または目前に終末期が迫る高齢者にとって、栄養改善を目的としない関わりが求められています。その方の生き方を知り、何ができるかを考えられる栄養士でありたいと考える今日この頃です。


最後に、施設行事のお知らせです。
10/18(日)は、恒例の『秋祭り』を開催します。
模擬店や演芸会・フリーマーケットなど楽しさ満載、是非お越し下さい。


okuraa.jpgのサムネール画像中庭の農園に、薄黄色のきれいな花が...
なんと、オクラの花です
育てやすく、見て楽しめる、食べると
栄養豊富な優れものです
  (厨房スタッフ メフォスさん提供)

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