ブログ栄養士のお仕事

「ビタミンタイム」第6回

2009.10.27

こんにちは、5月から各施設の管理栄養士が順番で地域の皆様に情報発信しております「ビタミンタイム」、第6回を担当させていただきます田柄特別養護老人ホームの岩崎です。今回で全員の登場となります。どうぞよろしくお願い致します。


「老人ホームの食事ってどんなかしら?」と興味をもたれている方いらっしゃいませんか。今回は施設の「食事のこと」をご紹介したいと思います。
一日の食事は、朝食、昼食、夕食とおやつを提供しています。食事の時間はゆったりお食事をしていただけるように、毎食1時間30分になっています。
食事の内容は「主食・汁物・副食3品(主菜.副菜.副々菜)」が基本です。下の写真は、ある日の昼食の献立です。季節行事の時には、季節感を感じていただけるよう料理に工夫をしてご提供しています。

その他に、「代替食」、主菜やおやつを選んでいただく「選択食」、リクエストをお伺いする「リクエスト食」なども行い、お客様のご要望を反映するよう努めています。
リクエスト食は、お客様全員に食べたいものを伺い、次月の献立に反映させるものです。積極的に何品もリクエストをいただけるお客様や、ご要望をおっしゃらないお客様もいらっしゃいますが、やはりお刺身、うなぎのリクエストがダントツです。リクエストの中にはどうしても対応が難しいものもありますが、理由をご説明してご了解をいただくようにしています。


食事形態には、常食・刻み食・超刻み食・ミキサー食があり、お客様の摂食(せっしょく:食べ物を摂ること)・嚥下(えんげ:飲み込みのこと)の状態に合わせてご提供しています。摂食・嚥下の状態については、日常の見守りのほか、歯科医師によるアセスメント(虫歯、義歯の具合、口腔(こうくう:口の中および鼻、咽に連なる部分)や嚥下の状態などを見定め、援助方法を検討すること)や、必要な場合には内視鏡検査も行い、指導していただいています。
特に嚥下に障害がある場合は、歯科医師の指導をもと「経口(けいこう:口から食べること)維持計画」を作成し、食事形態、摂食時の姿勢や食事介助の仕方、食前食後の口腔ケア、機能向上訓練、誤嚥(ごえん:食べたものが誤って気管に入ること)した際の緊急時対応などを含め計画し、安全に召し上がっていただけるよう取り組んでいます。


また、介護保険に基づく「栄養ケアマネジメント」も行い、個別の「栄養ケア計画」を作成しケアを行っています。各職種と連携し、お客様の状態(摂取状況、栄養状態、身体状態、健康状態、ケアの経過状況、お客様のご意向)について課題を把握し、私たち栄養士が中心となり、食事面から生活の質の向上をめざし取り組んでいます。
なお、栄養ケアマネジメントは、通所のお客様にもご要望に応じて行っています。要介護高齢者の低栄養状態は、身体機能および生活機能の低下、感染症の誘発、褥そうなどを起こしやすく介護の重度化にも繋がるとされています。食事量や体重、褥そうなどご心配なことがありましたらぜひ、ご相談いただきたいと思います。お待ちしています。


tagara.jpg給食業務は西洋フード・コンパスグループ(株)に委託しています。おいしい食事づくりにがんばっています。

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