
2010.04.27
恐れ多くも「困っている人の話しを聴いて、手助けできるような公共の福祉の仕事に就きたい。」と思ったのは、今から30年近く前の高校生の時でした。自分が育った家庭環境や家族に起こった様々出来事から、そのように考えたと記憶しています。
その後は色々ありましたが、28歳の時に社会福祉事業団の介護職員募集をたまたま見つけ、福祉への思いが一気によみがえり、自分を突き動かしました。資格も学歴もありませんでしたが、面接試験の際に熱く語ったことで採用されたのだと思います。さて、特別養護老人ホームの介護士にはなれたものの、意気込みだけで知識も技術もない自分は、実際には何をどうして良いのやらさっぱりわかりませんでした。日々新たな事を学ぶと共に、せめて「自分がされたら嫌な事はやめて、自分がされたら嬉しいサービスをしよう!」という、以前アルバイトした飲食店の店長に教わった大好きな教訓を心掛けて働きました。
しかし、意気込みや気持ちだけで本当の介護の仕事はできません。周りの同僚の殆どは介護関係の資格を持っていました。もちろん資格が仕事をしてくれる訳でも、資格あるから良い仕事ができる訳でもありませんが、介護士として報酬を頂く以上はプロとしての知識と技術が必要です。その裏付けとして、またお客様への安心感の提供として、やっぱり資格は必要だと感じました。
あれから16年... 特別養護老人ホームの介護士から始まり、デイサービスセンターの生活相談員、特別養護老人ホームの相談員、そして現在はデイサービスセンターの所長(生活相談員兼務)と、職場も職種も変わりました。そして、気が付くと福祉の専門家としての資格や組織として必要な資格をいくつも取得していました。社会福祉主事任用資格、衛生管理者、介護福祉士、介護支援専門員、防火管理者、社会福祉士と... 思い返すと我ながら随分とお勉強したものです。
今では、様々な福祉関係の資格があります。働きながら資格を取得するのは、それなりの努力が必要ですし、そう簡単なことではありませんが、自分の目的に合わせて資格取得を目指し、自分のスキルを高め、プロとして仕事に活かすことは、この仕事でのやり甲斐や、この仕事を続ける原動力になるのだとも思います。
しかし、この仕事で大切なことが資格を取得することではありません。私がこれまでで学んだ一番大切なことは、個々のお客様やそのご家族を大切に思いやることです。問題点やニーズに気付く視点を持つことです。そして、その方々に対して必要な援助を提供することです。
先出の「自分がされたら嫌な事はやめて、自分がされたら嬉しいサービスをしよう!」という飲食店の店長に教わった教訓にちょっと通じるものがあると思いませんか?つまりは共にサービスを提供するための基本姿勢なのだと思うのです。飲食店も介護の仕事も同じく、喜ばれるサービスを提供して満足していただくことを目指す仕事だと思うのです。そして、お客様やご家族の笑顔を見られることが、私たちの喜びであり、そのための手段として資格が必要だと思うのです。
そんなことで、お客様に喜んでいただくためならと色々なことをしています。ギターを担いで歌も歌えば、女装、獅子舞、赤鬼、サンタクロースにも変身します。
そう、私は人に笑われて喜んでいるのです。
さあ、仕事にやり甲斐を見つけたいあなた!サービス精神旺盛なあなた!福祉の世界に飛び込んでみませんか?
高松デイサービスセンター 所長