
2010.05.27
早いもので福祉業界に入職して16年が経ちました。
高校3年生で進路を考えた時に「人と携わりお役に立てる仕事に就こう」と思い、色々な職業を探しておりました。その中で「介護」という仕事を見つけました。当時はこれから高齢化社会となって施設の数も増えて就職率も良く、福祉専門学校に行くと国家資格である「介護福祉士」が取得でき、高齢者の生活のお手伝いをさせていただく仕事に就けるなど記事がありました。また教科の中には、「医学一般」「リハビリテーション論」「レクリエーション論」「心理学」・・・など、子供のころからスポーツに励んでいた事もあり興味のある教科も多く、介護の世界を勉強してみようと思いました。
専門学校では、講義だけでなく特別養護老人ホームに実習にも行きました。都内の施設4箇所行きましたが、どの施設も職員が明るく入所者の皆さんとお話されたり外出したりとても明るく楽しい雰囲気が伝わりました。この2年間で生涯の職業を介護の世界で尽くしたいと思いました。
平成6年に練馬区社会福祉事業団に入職し、これから事業を開始する通所介護(デイサービスセンター)に配属されました。正直、専門学校では通所介護の実習は1日程度でしたので不安が大きかったのです。しかし、同じ職場で働く各職種職員が「社会人として」「介護職員として」「チームワークとは」など教えていただき、「お客様が喜んでいただくには何が必要?」「どのように工夫したら自立した事が出来るか?」等共に考えたりする中で不安が徐々に減りました。
その中で、昨日通所された元気だったお客様が翌日自宅で入浴中に急逝された出来事がありました。私は「お客様に満足のいくサービスを提供できたろうか?」「また、自分自身が後悔しない介護が出来ただろうか?」と悩んでしまいました。病気や障害を持った方々が通所されておりますが、センターでは元気に手芸や体操、ゲームに参加されております。なので「死」について、あまり考えられなかったところがありました。
このような経験やお客様から「今日元気でも、明日はわからない・・・」と重みのあるお言葉などを通じて、「今日を大事に、いい一日だった」と思っていただけるように頑張ろうと強く感じました。
そのためには、どうしたら良いのだろうか?
悩んだ末に出た答えが、自分らしく、お客様や職員を大事にし「明るく 楽しく 元気良く」頑張ろうということでした。お客様から「明るい雰囲気がとても良い」「楽しい活動を考えてくれてありがとう」「皆の元気良さに力をもらった」など笑顔でお声を掛けていただくと、嬉しくなりさらに頑張ろうと思うのです。
「明るく 楽しく 元気良く」をモットーに、来所されたお客様の笑顔が1日1回以上見られるように今日もお客様と一緒に楽しんでいます。
錦デイサービスセンター 所長