2025.05.12
特別養護老人ホーム
ショートステイ
膝をできるだけ伸ばし、しっかり立ってから、足を動かして、体の向きを変えて頂きます。
富士見台特養では、多職種協働で、日々「生活リハビリ」の取り組みを行っています。
リハビリと聞くと、「平行棒で歩く練習」や「筋トレ」を思い浮かべる方も多いと思います。確かにそれも大切ですが、生活の中で「自分らしく動く」ことも、立派なリハビリです。
私たちが行っている生活リハビリは、お客様が日常生活で「できること」「やりたいこと」に取り組みながら、心と体の機能を維持し、その人らしい暮らしを続けていくことを目的にしています。
生活に直結し、日々実践している生活リハビリとしては、「トイレに行くために歩行器を使って歩く」「ソファに座るために、立ち上がり、体の向きを変える」「寝返りするときに、少しでも自分で動く」「好きな食べ物を食べるために、姿勢を整える」などがあります。
その他、「洗濯物をたたむ」「机を拭く」「フロアに飾る物を作る」「書道やお花」「集団体操」「散歩」なども、どれも特別な訓練ではありませんが、手を動かす、体を動かす、人と関わる、自分の意思で取り組む、心と体を元気にする生活リハビリなのです。
私たちが目指しているのは、「できないことを補う」ケアではなく、「できることを活かす」ケアです。
生活の中にある「ちょっとした動き」や「好きなこと」を大切にすることで、お客様が自分らしく毎日を過ごせるよう、支援していきたいと思います。
今後、生活リハビリの具体的なご様子を、少しずつご紹介していきます。