光が丘地域包括支援センター

光が丘地域包括支援センターからのお知らせ

2022.11.04

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地域の方との勉強会 地域の方との勉強会

 夏の暑さがうそのように思える今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。近くの光が丘公園では、日ごとに木々が色づいています。気持ちの良い秋晴れの日には、秋を探しに散策に出られてみてはいかがでしょうか。

 さて、地域包括支援センターでは、「社会福祉士」「主任介護支援専門員」「訪問支援員」など、さまざまな職種の職員がそれぞれの専門性を活かしながら仕事をしております。今回は、その中で「医療職」と言われる「保健師・看護師」の仕事についてご紹介いたします。

 地域包括支援センターで働く「保健師・看護師(以下、「医療職」)」は、一職員として、他の職種と同じように電話や窓口での相談業務や介護予防マネジメント(要支援の認定をお持ちの方をケアマネジャーとして担当する)を行います。その中で、専門性を活かして、医療的な課題の多い方への対応を担当したり、他の職員が対応する際に支援やアドバイスをしたりすることもあります。

 また練馬区では、地域包括支援センターが「医療と介護の相談窓口」にもなっており、そのための人員として「医療・介護連携推進員」と「認知症地域支援推進員」が配置され、在宅医療や認知症に関する各種相談・支援を行っています。医療職は、この「医療・介護連携推進員」を兼務しています。

 「医療・介護連携推進員」の業務は大きく3つあります。
 1つ目は、「在宅医療・介護連携に関する相談支援」です。地域の高齢者が入院後に在宅療養へスムースに移行できるよう、病院と在宅医療の橋渡しをしたり、高齢者やご家族への情報提供を行ったり、支援を行う介護サービス事業所へのアドバイスや調整を行ったりします。高齢者だけでなく、「介護保険2号被保険者」と言われる65歳未満の方ががん末期と診断されて在宅療養へ移行される際の支援なども増えています。
 2つ目は、「地域の医療・介護資源の把握」です。地域の医療機関や医療系サービス事業所の所在や機能を把握し、必要な時に情報提供できるよう準備しています。また光が丘圏域では、毎年「多職種連携会議」を圏域の医療・介護連携推進員で開催し、資源を把握するだけでなく、医療と介護の関係者の顔の見える関係づくりや連携の質の向上を図っています。
 3つ目は、「地域住民への啓発」です。講和会や街かどケアカフェなどの機会に、話をしたり、パンフレットを配布したりしながら、地域住民の健康リテラシーの向上を図ります。練馬区社会福祉事業団では、練馬区内9カ所の地域包括支援センターの委託を受けているため、法人内で地域包括支援センターの医療職が集まる会議体があり、その中で独自のリーフレットを作成して活用したりしています。

 このように介護保険に軸を置きながら、生活の中で切り離すことのできない医療の部分も円滑にご利用できるよう支援するのが、地域包括支援センターの医療職の役割です。
心配なこと、気になること、わからないことなどがありましたら、お気軽にご相談ください。地域の皆さまが、安心して暮らしていくためのお手伝いをさせていただきます。